キリロム工科大学『東京事務所長』のつぶやき(非公式blog)

キリロム工科大学の日本人入試も今年で2年目。日本の大学受験に思うことを、日々のデキゴトにあわせて書いてみたい。

都道府県の各トップ高校は、なぜ世界のトップ大学を目指さないのか?

先日、ある関東の国公立大学の受験にいらっしゃった高校生がキリロム工科大学の説明を聞きにいらっしゃった。

 

「●●県のトップ校なので、必ず国公立大学を受験しないといけないんです。」

 

最初に思った疑問は、「なぜ、絶対?」であった。仮にその生徒さんがオックスフォード大学を目指したいと言っても、「絶対に国公立大学を受験しなくてはいけない」ようだ。

 

「有澤さん、そんなのあたりまえですよ~」と教育界に長い方からの一言。つまり慣習。

 

★★★しかし、日本中の頭脳明晰な若者が、日本を外から見る(グローバルに世界を俯瞰し、その中の日本を見る)ことをしないで、どうやって日本のグローバル化が進むのでしょうか?★★★

って思いませんか?

 

念のために言っておくが、国公立大学がいけないという話ではない。教師や親という大人は生徒や子どもの選択肢を広げるのも、「大人としてお役割」ではないのだろうか?

 

きれいごとを言っていると、と思う人もいると思う。そうかもしれない。しかし、この仕事をするようになり、以前より広い世界を見たり、聞いたりしているうちに、大人の役割って何だろう、と思うことが増えた。

 

私はキリロム工科大学の説明をするときには、オーストラリアや台湾、マレーシア、アメリカ、イギリスの大学の話もする。キリロムの話だけをするのは片手落ちだからだ。(ただ、キリロム以外の話は、聞いた後、自分でも調べてね!)

 

あるビジネス雑誌の教育分野での執筆の話があったのだが、いつの間にかそれが断ち切れてしまったので、ここで書いていこうかな。

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英語が公用語。キリロム工科大学のカンボジア人・日本人の学生たち。みんな仲良し。