お猿様、発見!
これはキリロム工科大学の敷地内ではありません。が、キリロムの麓。
なかなか自然の動物に会えなかったんですが、やっと!
明日で2019年は完了?!朝walking!
これは数日前の写真ですが、朝5時に集合して、vKirirom Pine Resort の職員さんや、日本人職員・家族で朝のwalkingをした時の一コマ。
朝5時に集合し、約1.5時間歩きました。キリロムの麓町で折り返し。
真っ暗で星がまだ出ている状態でスタートし、途中から明るくなるのがとても神秘的でした。しかも、みなさん、毎日やっていらっしゃる。途中、コンテナカフェの食事の仕込みをしているvキリロム内のおかあさんの姿も見ることができました。早朝よりありがとうございます!
やはり大自然は気持ちがいいですね~
キリロムよいとこ、一度はおいで!
garden of wanda!
12/23-1/2はキリロム工科大学はお休みです。日本に帰国する学生、プノンペンに帰省する学生、ここにのこるワカモノたちもおります。
さて、写真は、vキリロムの最近の話題のインスタ映えlocation です。
日本人学生はシンガポールの真似?と言うのですが、カンボジア人ゲストからの評価は高く、デザイナーさんは流石だな、と思いました。
実際私も、なんでシンガポールのシンボルみたいなものを作るの?と思ったのですが、いつかコレをデカくした、Phnompenhのシンボルができるかもしれません。こんなに人気だからなぁ。
やはり、思い込みはいけませんね。
思い込みは捨てましょう、大人のみなさま。
自分の知らないことを知ろう^ ^
知りに行こう。
大人は、子どもの未来を狭めてはいけない
お久しぶりの書き込みです。
今年ももう終盤に近付いていますが、現在、学生寮の視察が多く、年末年始はキリロムに助っ人に来ています。テレビ放送をされたこともあり、多くの方にキリロム工科大学を知っていただくことができ、良い一年だったと思います。
「子どもの未来を狭める大人」は悪気があるのではなく、「知らない」から子どもに教えられなかったり、「自分の思い込み」が正しいと勘違いしていることも多く、それに気づいていただけないことに最近悩んでしまいます。
英語が話せないより、話せるほうが、良くないでしょうか?
ITができるほうが、できないより、良くないでしょうか?
日本人だけで学ぶより、複数の国の人と生活するのも、良いのではないでしょうか?
自分からトラブルが多いだろうアジアの大学に飛び込むのは、凄くないですか?
キリロム工科大学にはたくさんの「大人に反対されたけど自分の道を選んだ」日本人大学生が多くいます。そんな学生たちとこの年末年始はたくさん話ができて私もとても楽しかったです。
「キリロム工科大学に来てよかったです!」と言われた時には、うれしさと同時に、なにかこそばゆい感じもしました。その背景には、今年も多くの高校生、中学生、学校の先生、そして保護者とお話をしました。中高生の中には「海外進学という選択肢があるなんて思ってもみなかった」という生徒がたくさんいるのです。都会の子どもたちでもそうです。なので、地方に行けばなおのことそうではないかと思います。
私が中高で授業をするとき、海外志向の生徒が多い学校でさえ、「えーーー」とか「うそお~」という声があがったりもするのです。そんなとき、私は嬉しくなります。
今、キリロムには多くの中高生がスタディツアーやアクションツアーで来ています。普通のカンボジアのスタディツアーでは新興国の課題をどう解決できるか、ということをワークショップ形式で行うことが多いのですが、キリロム工科大学では、それらに合わせて、ITでどんな解決ができるかなどをデモで見せたり、英語で授業を受けることでのダイバーシティの経験をしていただいたりもします。
この3年で、欧米豪以外の大学に行く学生も増えているし、これは高校もそうですね。海外の高校に行く人たちの話もよく聞きます。
高校生も大学生も、ほとんどが親が学費を出したり、未成年なので保護者の同意が必要だったり、と海外進学のハードルは一見高そうに見えます。ただ、「知らない」から選択できない、「親や先生が反対する」から選択できないという、大きなバリヤーもあります。「大人が知らない」ことは罪ではないかとおも思っています。
みなさんは、「自分の子どもが海外の大学や高校に行きたい」と言ったらどう反応しますか?
私の周りの大人は、「いきなさいーーー」「がんばってーーー」という人たちが多いので、つい勘違いしてしまいそうなのですが、本当に、本当に、どうぞ、と言える人は少ないんです。
大学受験「全落ち」の罠、悲しすぎる
今、本当に毎日、たくさんの国公立大学を不合格になった現役生・浪人生からの問い合わせを受けている。
あまりにもたくさんあるので、6月入学も準備することにした。ただし英語力が英検準一級以上となるので、ちょっとハードルは高い。
全落ちしました
どこも行くところがありません
浪人しようかキリロムに行こうか悩んでいます
まさか全て落ちるとは思いませんでした
あなたの人生だから思いっきり行きたいところで学びなさいと親に言われました
今お金をためています。なんとか入学金を払うので、授業料の支払い調整ができないでしょうか?
国公立大学しか経済的に行けなかったのです
こんな相談が来る。問合せというよりは、私は高3生、浪人生の身の上相談を受けているような状況でもある。とても悲しい。
時には、「日本の大学はどこも受からなかったので、カンボジアなら簡単に行けるかと思って」という若者もいる。残念ながらカンボジアも甘くはない。が、試験をクリアして、目標を持ち直せば頑張れる人もいると思う。
日本の高校生・浪人生を思うと涙が出てくる。自分も若い時はそうだった。「今の成績に見合った大学を前提に、ちょっと難しいところを狙う」といった、目標大学のない若者の大学選びが大多数、という不思議な進路の決め方であるからだ。
なぜ、日本の大学だけを前提にするのか?キリロムはもちろん、マレーシアにも台湾にもオーストラリアにニュージーランドにもアメリカにもイギリスにも中国にも大学はある。そして、日本より安く、かつ、イキルスキルの付く大学が海外にはたくさんある。日本人留学生が成績がよければ奨学金がある大学もたくさんある。ましてや今は、日本人枠の留学生が少なくて入りやすい時代でもあるのだ。そんなこと知っている大人は少ないのも現実で、誰も若者にそんなアドバイスをできないでいる。(少しはしていると思います。)
先日のイチローさんの引退記者会見にも会ったが、「若者はできるだけ早く目標を持ってほしい。そうすれば壁が乗り越えられる」というのは本当にそう思う。しかし、いつ目標が定まるかはわからない、ヒトによって遅かったり、早かったり、がある。
そのためにも若いうちには選択肢を広げるスキル・能力・勇気を持つ必要がある。そんな教育が今の日本では、残念ながらなされていない(と思う)。これは、学校だけでなく、保護者も、塾も同じだと思う。そして、私も2年ほど前までは同じ人種の大人であった。
少しだけ関連する事象として、私の息子(現在高1生)は3月末で日本の高校を退学し、イギリスの高校に転校することを選んだ。我が家もそんなに裕福ではないが、大学でかかるお金を前倒しで、高校で使うことを家族で決めた。高校生のうちに英語が使えるようになれば大学進学の選択肢が確実に広がると確信が持てたからだ。ただ、息子が頑張れなくて日本に戻ることになるというリスクもある。しかし、それは彼の頑張りで決まることで、今親が何と言ってもどうなるものでもなく、彼が頑張るというのを信じるしかないのだ。そして、学校を決めた1か月後に、カンボジアのインターナショナルスクールから空きができたと連絡がきたり、マレーシアのボーディングスクールだと半額から1/3で1年を賄えたと知ったりもしたが、決定時に知っている情報から決めるしかなかったのでこれも運命だろう。
そんなわけで、私は大学受験生本人の背景と、そして、キリロムを探してきた保護者の気持ちと、何も知らない保護者の背景がわかるだけに、「日本の若者の未来の選択肢を広げる」ことに真剣なのである。
先日、イギリスのIB校を卒業した28歳の若者と、うちの息子と3人で食事をした時の、彼が息子にかけた言葉が印象的だった。
「大人に迷惑をかけちゃいけない、とか思わないでいいからね。僕はたくさんの人に助けてもらったし、僕も年下の人たちを助けたい。どんな些細なことでも相談して。大人の時間をつかっちゃいけない、とか思わないでね。大人はみんな、若者のサポートをしたいのだから」と。
涙が出るほどうれしかったのと同時に、私もそんな大人でありたい、と思い直した日であった。
世界中の若者のサポートができるようになりたい、しかし、身近な日本の若者のサポートを最初にしたい。
なので、浪人生や「行きたくない大学に入学予定」の新大学生は、本当に人生を考えてみてほしい。
「今、自分に一番必要なもの」はなにか、を。
必要な英語力って、なんのため?
今、大学受験のための英語力について、さまざまな分野でいろんなことを言われているが、ちょっと待ってほしい。
英語力は大学受験のためのもの?
それとも、世界で生きるために必要なの?
あるいは、世界で活躍するために必要なの?
私は「日本の若者」が世界で生きていくために、世界で活躍するために、外国からの移民が増える日本で外国人に引けをとらない語学力で活躍できる人を増やすために、英語が必要だと考えている。
高校生は何のための英語の勉強をしているの?
良い大学に入学するためだとしたら、もしも、英語が苦手になるだけでダメージ・デメリットは計り知れない気がする。
英検1級やTOEIC満点の上には『まだまだ上がある』ことを日本人は知らない。私も去年まで知らなかった、恥ずかしながら。
海外で仕事をしたいなら、最低で IELTS7.0 が必要だと言われている。(イギリス人やアメリカ人がこれらの試験を受けたら何点なのか知りたいが、まあ、押しなべて外国人向けの試験なので、そんな結果はあまりないだろうな。)
似たような表を文科省も公表しているので、片手落ちにならないよう、こちらもあげておく。
現在、私自身が一番英語のできないメンバーである。様々な国籍のメンバーと話をすることがとても大変。言いたいことが言えない。聞こえてくる内容は、時には誤解しているだろう。
私自身、今できることを頑張ろうと思っている。もちろん英語も。
なので、私の息子はもちろんのこと、息子の周りの子どもたち、そして私の周りの子どもたちにはぜひ、「生きるため」に「英語を使って」ほしいのだ。
キリロム工科大学は、日本人の若者にとっては、特に英語については、ICU(Intensive Care Unit:集中治療室)のような場所になると思っている。
私は、自分の息子には、「生きるために使える英語」を与えたい。
そんな思いしかない。そんな思いで、多くの高校生、浪人生、高校の先生、保護者とお話をしている。