キリロム工科大学『東京事務所長』のつぶやき(非公式blog)

キリロム工科大学の日本人入試も今年で2年目。日本の大学受験に思うことを、日々のデキゴトにあわせて書いてみたい。

必要な英語力って、なんのため?

今、大学受験のための英語力について、さまざまな分野でいろんなことを言われているが、ちょっと待ってほしい。

 

英語力は大学受験のためのもの?

それとも、世界で生きるために必要なの?

あるいは、世界で活躍するために必要なの?

私は「日本の若者」が世界で生きていくために、世界で活躍するために、外国からの移民が増える日本で外国人に引けをとらない語学力で活躍できる人を増やすために、英語が必要だと考えている。

高校生は何のための英語の勉強をしているの?

良い大学に入学するためだとしたら、もしも、英語が苦手になるだけでダメージ・デメリットは計り知れない気がする。

 

英検1級やTOEIC満点の上には『まだまだ上がある』ことを日本人は知らない。私も去年まで知らなかった、恥ずかしながら。

 

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わかりやすい!「できる英語」の価値の違いがわかる

海外で仕事をしたいなら、最低で IELTS7.0 が必要だと言われている。(イギリス人やアメリカ人がこれらの試験を受けたら何点なのか知りたいが、まあ、押しなべて外国人向けの試験なので、そんな結果はあまりないだろうな。)

 

似たような表を文科省も公表しているので、片手落ちにならないよう、こちらもあげておく。

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幅があって、ちょっとわかりにくい。が、きっとどちらも正しいのだと思う。


現在、私自身が一番英語のできないメンバーである。様々な国籍のメンバーと話をすることがとても大変。言いたいことが言えない。聞こえてくる内容は、時には誤解しているだろう。

 

私自身、今できることを頑張ろうと思っている。もちろん英語も。

 

なので、私の息子はもちろんのこと、息子の周りの子どもたち、そして私の周りの子どもたちにはぜひ、「生きるため」に「英語を使って」ほしいのだ。

 

キリロム工科大学は、日本人の若者にとっては、特に英語については、ICU(Intensive Care Unit:集中治療室)のような場所になると思っている。

私は、自分の息子には、「生きるために使える英語」を与えたい。

 

そんな思いしかない。そんな思いで、多くの高校生、浪人生、高校の先生、保護者とお話をしている。