キリロム工科大学『東京事務所長』のつぶやき(非公式blog)

キリロム工科大学の日本人入試も今年で2年目。日本の大学受験に思うことを、日々のデキゴトにあわせて書いてみたい。

高校生の親だから思うこと、、、

キリロム工科大学をインターネットで発見して、問い合わせをいただくきっかけの約7割が「お母さん」です。
 
私にも高校生の息子がいます。今は都内の高校に通っています。1年生です。横浜の田舎町から1時間ちょっとかけて毎日通学しています。
 
私自身がこの仕事についたのは約3年前です。その頃はまだ日本人学生の募集はしていませんでした。息子もまだ中学生でした。
 
自分が子どもの頃の大昔と、実は今もあまり変わっていない高校・大学受験。都会は、それに合わせて、中学受験もあります。富山の田舎者の私は、都会の常識に合わせて、小学校3年生の3学期から中学受験準備を始めました。
 
・良い中高一貫校に行って、良い大学に行って、良い就職先に!
・大学までのエスカレーター式の学校を選んで、有名企業に!
 
そんなことを考えていました。
 
彼の小4の夏休みはそれは悲惨なものでした。ほぼ休む間もない塾の予定。「もう、勉強したくない。公立中学に行く」と息子は宣言し、塾からも「彼は中学受験に向いていない」と言われて、結局塾は辞めてしまいました。詰め込み(?)の勉強が彼には向いていなかったようです。
 
今はこの仕事をしているので、息子については「自分の好きな仕事につけるよう、好きなことを学べばよい」と思っていますが、当時は、ご多分にもれず、「偏差値の高い学校→有名企業=幸せ」と考えておりました。(反省)
 
この「幸せ」が変わってきているのを感じます、ほんの少しずつですが、、、
 
私は親や高校・塾の先生は、高校生の「未来の選択肢を広げる」ことが最大の役割ではないかと思うようになってきました。家庭と学校での学びは違うものです。
 
「●●大学には成績が届かないから、△△大学にしよう」という大学の選び方は、そう簡単に変わるものではないとも思っています。
 
だからこそ、「今の大学の選び方はおかしいのではないかな?」と気づいた親は、ぜひ子どもたちの背中を押したり、お尻を押し上げたり、ということをしてほしいと思うのです。
 
英語については、大学生なら「まだ間に合う」のではないでしょうか?
 
英語とITはわかってアタリマエの時代です。スマホの使い方のわからない若者は少ないでしょう。
 
なので、お母さんからの問い合わせや、「お母さんが探してきました」とはにかみながらかかってくる問い合わせの電話に出た時には、小躍りするほどうれしくなるのです。
 
日本には同志が増えてきているのだなあ、と。
 

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大学と同じ敷地内にあるリゾート施設